米国民の7割が肥満でした

こんにちは!
「量子漢方薬局ルナ」の與那嶺義子です

いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます

今日も興味深い研究の情報をシェアしていきます

近年、米国では肥満を背景とした
疾病負担(病気によって生じる経済的・社会的負担)が深刻化し
政府はビザ制限や抗肥満薬の価格交渉に乗り出すなど
対策に躍起になっています

これまで肥満の指標として一般的だったBMI(体格指数)は
筋肉量が多いアスリートも肥満と分類してしまうなど
実態を反映しきれないという問題がありました

そこで今年の1月
世界76以上の医療機関の専門家委員会が
肥満の新しい定義を提案し、大きな話題となっています

なかなかこういった情報は
耳に入らないと思うのでブログでまとめていきますね

従来の基準を大幅に超える「体組成肥満」

新しい定義は2つのタイプに分けられますが
特に注目すべきは「体組成肥満」と呼ばれるタイプです

  1. BMI肥満:
    この「BMI」というワードは私達もよく耳しますね

    従来のBMIの数値で肥満とされ
    かつウエスト周りなどの身体測定値が高い人(またはBMI40以上)

  2. 体組成肥満:
    BMIの数値では肥満とされないが
    ウエスト周りや体脂肪測定などの身体測定値が2つ以上高い人

この体組成肥満は、日本でいう「隠れ肥満」
つまり内臓脂肪がたまっている状態とほぼ同じです

見た目は標準体型でも、体組成上は黄信号というわけです
興味深いことに、米国の研究では
この体組成肥満が従来の「貧者の肥満」とは異なり
高学歴・高収入の男性に多く
加齢とともに増加する傾向が示されました

米国民の約7割が「肥満」に分類

この新しい定義を米国の成人データに適用したところ
肥満に分類される人の割合は
従来の42.9%から
68.6%へと大幅に増加することが明らかになりました
つまり、米国民の約7割が肥満と見なされることになったのです

体組成肥満は
BMI肥満と同様に糖尿病や心血管疾患のリスクが高く
当然ながら死亡率も高いことが分かっています
そのため、研究者は
「体重計の数値よりも、
体組成計の数値を重視するべき」と
強く提言しています

なんと!!!対策は「筋肉量を増やすこと」

体組成肥満の対策はシンプルです
それは、
とにかく運動をして筋肉量を増やすこと

体重という表面的な数値にとらわれず
体の中身、特に体組成を意識した健康管理を今日から始めていきましょう

私が日頃からお客様に強く言い続けていることが
こうやって調査研究によりハッキリ提言されると
うれしいです

ただ、何か飲んで健康になろうというのは
なかなか難しいです
筋肉をしっかり作っていく事が
健康を維持していく上でとても大切になってきます

最後まで読んでいただきありがとございました

量子漢方薬局ルナ 與那嶺義子

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