こんにちは!
「量子漢方薬局ルナ」の與那嶺義子です
いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます
血糖値と季節の関係の
興味深い研究があることを知ったのでここでシェアします
血糖値の管理は糖尿病患者様だけでなく
健康を意識するすべての方にとって重要です
しかし
血糖値が季節や曜日によって変動しているという
意外な事実をご存知でしょうか?
最近、血糖値を自動で測る
「持続血糖モニター(CGM)」が普及したことで
これまで意識されていなかった
血糖の季節変動や週内変動が
リアルタイムに把握できるようになりました
季節変動:最も高くなるのは「12月」
米国の退役軍人を対象とした調査
(1型・2型糖尿病患者のデータを使用)の解析結果によると
平均血糖値(MG)には明確な季節変動があることが判明しました
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血糖値は1型・2型共に
10月から12月の晩秋から冬にかけて上昇し
12月が最も高いピークとなります -
逆に、最も低くなるのは4月でした
これは、人間が生物である以上
食料が乏しくなる冬に備えて秋の収穫物を食べ
エネルギーを皮下脂肪として
「蓄えモード」にする体の仕組みが
関係していると考えられています
さらに日本の冬場は
クリスマスやお正月、歓送迎会など
生理的なエネルギーため込み現象にプラスして
血糖を悪化させる食生活と運動不足が続くことが要因です
週内変動:水曜に最低、日曜にピーク
季節だけでなく
血糖値は一週間の中でも変動します
調査では、1型・2型共に平均血糖値が
水曜日で最も低くなり、その後
土曜、日曜の週末にかけて上昇し
日曜日でピークに達することが判明しました
これは、言うまでもなく
「週末のダラダラ食い」が大きく関係していると考えられます
血糖変動への対処法
血糖値が上がりやすい季節と
週末に対処するためには
運動を生活に取り入れることが有効です
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週末にちよっと汗をかく程度の運動を小一時間から150分ほど行うこと
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また、血糖の変動を抑えるために
乗り気ではない「飲み会」を断る決断力も必要です
これから血糖が上がりやすい季節に入ります
週末の運動や食事に意識を向け
ご自身の健康をしっかり守っていきましょう
この研究結果からもわかるように
季節や曜日によっても血糖値に変動があることがわかりましたが
結局は生活習慣によるものですよね
そして、この変動を改善するには
兎にも角にも「運動する習慣」が大切だという事です
しかし、健康のためにと
無理したり、我慢したり
必死になって、楽しくもない運動をするのでは
逆効果です
できるだけ楽しくできる運動を見つけ
日々の生活に自然に取り入れられるのがベストです
最後まで読んでいただきありがとうございました
量子漢方薬局ルナ 與那嶺義子
